東広島市内の酒造会社8社が加盟する西条酒造協会(石井英太郎理事長)は11月21日、松尾神社(同市西条町西条)で酒造祈願祭を開き、酒造り作業の安全と上質な新酒造りを祈願した。
祈願祭には、蔵元や杜氏などの酒造関係者や高垣広徳市長ら約60人が参列。御建神社の三善孝昭宮司が祝詞を奏上し、蔵元などの代表者らが神前に玉串を奉納。
各蔵元の杜氏でつくる西醸会の新谷寿之会長は「夏の猛暑で米が硬く、溶けをよくするため、各社の杜氏は試行錯誤している。日常生活や酒宴の場の潤滑油となるよう豊かでおいしい酒を目指したい」と話していた。
松尾神社は、酒造りの神を祭る京都市の松尾大社から分霊を受け、1936年に同協会の前身の西条酒造組合が御建神社の境内に建立した。 (𦚰)