東広島市は、新型コロナウイルスワクチンの集団接種を前に、会場のシミュレーションを3月27日、集団接種会場となる市役所(同市西条栄町)1階で行った。
予診票の確認
市職員や医療法人社団ヤマナ会の医師や看護師、市民ボランティアら約90人が参加。東広島地区医師会と東広島薬剤師会が協力した。受付、検温、予診票確認、予診、接種、接種済証発行、任意の2回目接種予約までを、30分で約25人の接種を終える想定で行った。 感染対策のため、動線を一方通行にして、接種ブースを設営し全体の流れを確認したり、接種後の経過観察中に体調不良者が出た時の対応を確かめたりした。
体調不良者が出た場合の対応などさまざまな状況が確認されたシミュレーション会場(撮影・山北)
参加した市民ボランティアの石井千之さん(69)は「本番のような気持ちで、緊張感を持って参加した。最後までスムーズにできた」と話していた。市の上田祐子ワクチン接種対策部門長は「シミュレーションで出た問題点を改善し、安心して接種してもらえるような体制を整える」と話していた。
ワクチン接種
市へのワクチン第一便は4月12~16日に届き、一部の高齢者施設の入所者と職員を対象に4月20日に接種を始める予定。高齢者の集団接種は5月22日を初日として、以降の毎週土日に市役所で実施する。各医療機関での個別接種は5月中旬から開始する。接種券(クーポン券)は4月12日に発送された。(山北)
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