JA広島中央の産直市「となりの農家高屋店」(東広島市高屋町杵原)が4月1日、旧店舗を拡充しリニューアルオープンした。
店内には、地元で生産された新鮮な野菜や、素材を生かした加工食品など品ぞろえが充実。農業に親しみが持てるように、竹製の籠などアンティーク用品を使って店内レイアウトを工夫している。
リニューアルオープンを祝い、テープカットをする関係者ら(撮影・山北)
同市高屋町郷の堀川孝子さん(77)は「朝早くから並んでオープンを楽しみに待っていた。新鮮な野菜が多くあり、広くなったので買い物がしやすくなった」と喜んでいた。営農販売部の清田幸宏部長は「支店と併設している産直市は、県内では初で全国的にも珍しい。消費者に便利に利用してもらいたい」と話していた。
旬の食材を手に取る買い物客
高屋店は2004年にオープン。18年の西日本豪雨で床上浸水の被害に遭うなど、老朽化が進んでいた。利用者から店舗拡張の要望も多く、旧店舗に隣接していた高屋グリーンセンターを敷地内に新築移転し、高屋店をリニューアルした。
今年1月から2500万円を投資し改修工事に着手。売り場面積は、従来の2倍の約200平方㍍に拡張された。店内は、光触媒作用による抗ウイルス・抗菌加工を施し、非接触型の検温システムを導入。利用者が安心して買い物ができるように感染予防を徹底している。(山北)