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【東広島市 安芸津】AEDで人命救助 住民に感謝状

  • 2021/07/22

 東広島市消防局は4月20日、人命救助に貢献した同市安芸津町風早の田中悦子さん(71)に、感謝状を贈呈した。

 

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表彰状を手にする田中さん(撮影・山北)

 

 3月2日午後2時55分ごろ、同市安芸津町風早で、一緒に運動していたサークル仲間の70代の女性が突然倒れ、田中さんは心肺停止状態を確認し、速やかに心臓マッサージを行った。仲間が施設の職員に知らせ、職員が119番通報し、AED(自動体外式除細動器)で応急手当を行った。同市消防局の石丸泰三消防局長は「心肺蘇生という緊迫した中で、迅速かつ適切な救命措置を行い尊い命が救われた」と感謝した。


 東広島消防署安芸津分署(同市安芸津町三津)で感謝状を受け取った田中さんは「心臓マッサージをしている時に、金属片が入っているコルセットの装着に気付き、AEDを使用する前に周りの人と一緒に外した。女性の命が助かり良かった」と話していた。

 

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石丸局長(左)から表彰状を受け取る田中さん(撮影・山北)


 田中さんは長年、地域で看護師として働いていた。いざという時のために、消防署などの応急手当講習会に定期的に参加し、知識と技術を身に付けてきた。「講習を何度も受けていたので、冷静に判断でき自然に体が動いた」と話し、応急手当講習を繰り返し受講する大切さを話していた。


 東広島市消防局では、救命講習を定期的に開催。応急手当WEB講習や普通救命実技講習も行っている。(山北)

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