実用衣料品を中心に販売する、くらたストアー(東広島市志和町七条椛坂)は4月25日、軽費老人ホームケアハウス大仙(同市河内町入野)で衣料品の出張販売を行った。くらたストアーの関連会社の西條商事(同市西条土与丸)が、移動販売車「とくし丸」で介護福祉施設を定期的に訪問しているのが縁で、衣料品の販売を始めたという。
くらたストアーが、同施設で出張販売をするのは1月に続いて2回目。前回は200点余りの衣料品を準備していたが、想定を上回る利用があったことから、今回は約300点を準備。施設のロビーには、婦人服や紳士服、肌着、パジャマ、靴などが並べられ、入居者は店舗で買い物をするように商品を手に取っていた。施設スタッフと靴の履き心地を試したり、鏡を見ながら服のデザインを見たりと、思い思いに買い物を楽しんでいた=写真(撮影・徳保)。
入居者の女性は「お得になっている商品が選べた。お店に行けなくても、商品がたくさんあって良かった」と笑顔で話していた。入居者の半数に当たる15人が商品を購入した。ケアハウス大仙の高田るり子主任は「入居者が商品を手に取り、自分で選べることはとても大切。自己選択は脳の活性化にも良く、認知症予防にもなるだろう」と話していた。くらたストアーでは、ケアハウス大仙以外にも、買い物のための外出が困難な社会福祉施設向けに、出張販売の計画をしている。(徳保)
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