たばこから出てくる煙や吐き出された煙を意図せず吸ってしまう受動喫煙を防止しようと、東広島市は市内の駅前や公園など31カ所(左表)を受動喫煙防止区域に指定した。目的などを市医療保健課に聞いた。5月31日は、世界禁煙デー。
喫煙してはいけない区域駅前や公園など31カ所
―区域内の決まりは。
喫煙してはいけません。電子たばこや加熱式たばこも含みます。市職員などが定期的に見回り、受動喫煙の防止を啓発します。違反を繰り返す人には市から指導することもあります。
―防止区域を指定した目的は。
望まない受動喫煙による健康への悪影響を未然に防止することです。
―受動喫煙による悪影響とは。
吐き出された煙「副流煙」には、ニコチンや一酸化炭素などの有害物資が含まれています。その数値は、喫煙者本人が吸い込む煙「主流煙」よりも数倍の量です。直接たばこを吸わなくても、肺がんや脳卒中などになるリスクが高まります。
―市民へメッセージを。
誰もが健康で快適に暮らすことができる生活環境を整えていきます。ご協力をお願いします。禁煙したい人の支援も行っています。ご相談ください。
東広島市の受動喫煙防止イベント情報
禁煙をしたいけど、なかなかうまくいかなかったりする人も気軽に相談してみよう。
問い合わせは、
東広島市健康福祉部医療保健課
東広島市西条栄町8-29
TEL.082-420-0936
FAX.082-422-2416
文・写真/プレスネット生活取材班