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考古学への旅 2009年度発掘調査報告

  • 2022/01/26

 

 財団法人東広島市教育文化振興事業団文化財センターが主催する考古学への旅Part8が2月6日、東広島市市民文化センターで開催された。

 第1部が平成21年度発掘調査報告、第2部が古代の土器についての研究発表の構成。同センターの植田広さんは「この発表会は2009年度の締めくくりとして実施するもの。昨年10月に実施した遺跡の見学会には約100人が参加するなど発掘調査への関心が高まってきている。地域に根差した保存と調査報告資料の活用の普及に努めたい」と語った。

 文化財センター文化財調査員の吉田由弥さんが泥田(どろた)城跡(志和町)の発掘調査で、七条椛坂にあった泥田城は15世紀後半から16世紀前半ころに領主の阿野氏の関係者が居住していたが、1554年に毛利氏に滅ぼされた後は天野氏の領地となり居住機能がなくなったことが分かったと発表=写真。参加した約30人が熱心に聞き入っていた。(泉)

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