絵本の読み聞かせをする湯崎知事=中央
湯崎英彦知事は東広島市民と直接対話する県政知事懇談会を3月20日、同市西条町土与丸の市総合福祉センターで行い、市民の代表10人と意見交換した。
安芸津町の漁業柴孝利さんは「県産や特産のトップセールスをしてもらいたい」と要望し、志和町の建設業杉本昇さんは「酒まつりなど他地域のイベントとの連携などで県内の地域交流が生まれ活性化に繋がるのでは」と提案した。
また、少子化による過疎対策、障害者が地域に参加できる場所や子育て世代の住民が交流できる拠点の整備を求める声などがあった。
湯崎知事は「県内でも地域ごとに特色がある。それぞれの分野で活躍されている人が交流することで地域の活性化に繋がると思う。今後も市と県がよりよい地域となっていけるよう県民の皆さんと一緒になって考えていきたい」と話した。
懇談会の前には、同市内の酒蔵などを視察。西条西本町のNPO法人が運営する子育て支援施設のキッズプラザひがしひろしま「ゆめもくば」では、絵本の読み聞かせをするなど市民と触れ合った。(待田)