生物多様性保存や水の循環をテーマにした環境絵本「海と空の約束」(作・西谷寛、絵・有村綾)126冊と紙芝居が東広島市に寄贈され、4月5日に市役所で贈呈式があった=写真。
絵本の作者であり海と空の約束プロジェクト代表・西谷寛さん、広島県本部長・佐藤幹さん、絵本の推薦者である広島大学副学長・上真一さんが出席し、蔵田義雄市長に手渡した。
絵本は海と仲良しだった空が汚れてしまった海のために雨を降らせ、森や川、生き物たちと力を合わせて水をきれいにしていく話。作者の西谷さんは神戸市役所に勤務する傍ら、環境保全に深く関心を寄せ活動し続け絵本を自費出版。
今回は西谷さんが広島大学卒業生の縁で東広島市に寄贈することを決めた。「水が命ともいえる酒蔵のある街、東広島市の子どもたちに水の大切さを知ってもらい、自然と親しんでほしいですね」と西谷さん。
絵本は幼稚園・保育所・小学校・いきいきこどもクラブへ配られる。(掛川)