学生の防犯意識を高めようと「女子学生のための防犯講習会」が4月9日、近畿大学工学部であった=写真。毎年、新入生を対象に行われているもので、女子学生や女性職員50人が参加。
東広島署の佐藤訓司生活安全課長は、東広島市で実際に起こった銀行ATMを利用中の人に対する盗撮や、マンションエレベーター内での公然わいせつなどを例に挙げ、犯罪は身近なところで発生していることに言及。犯罪の起こりやすい時間帯や場所などを説明し、犯罪に巻き込まれないよう注意を呼びかけた。
「平素と違うことに気付くことが、防犯につながる。何かあった時は一人では悩まず、気軽に相談してほしい」と訴えた。
講義の後半は、抱きつかれた時や手を握られた時、簡単な動作でできる護身術を体験。1年生の重本真依さん(18)は「護身術をやってみると意外と簡単だった。これならできそうだと感じた。(講習会は)分かりやすく、とてもためになった」と話していた。(森)