市議の死去に伴う東広島市議補選(欠員1)は4月18日、投開票が行われ、無所属新人の藤本忠邦さん(65)が無所属新人の峰々雑草さん(59)を破り、初当選した。投票率は8・82%。同市の全選挙で投票率は過去最低。
市民は、スポーツを通じて青少年健全育成を柱にした日本一住みやすい市にするというマニフェストを掲げた藤本さんを選んだ。藤本さんは株式会社伯和の危機管理室アドバイザーとして勤務する傍ら、30年前に始めた黒瀬柔道教室で週3回、子どもたちを指導している。柔道7段の腕前。
藤本さんは「市民のみなさんの意見を聞き入れ、できることはすぐ実行し、困難なことはできるように最善の努力をしていく。青少年健全育成を柱に将来を担う子どもたちを伸ばすことが、地域や市の活性化につながる」と決意を述べた。(繁澤)