東大阪市の近畿大学(畑博行学長)は、東広島市高屋うめの辺の工学部広島キャンパスで進めていた自動車技術など次世代基盤技術研究の新施設「次世代技術研究所」(京極秀樹所長)が完成し、5月15日に開所記念式典を行った=写真。
新施設建設では、文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の採択を受け、車両実験装置や水素自動車用ガスインジェクタ燃料噴射実験設備などを導入。年内には風洞実験装置や高性能ドライビングシミュレーターなどを導入する計画となっている。
畑学長は「自動車に特化した研究所として地域連携で取り組んでいきたい」と話し、京極所長は「高度な専門技術者を育て、地域に送り出したい」としている。(待田)