東広島市黒瀬学園台の広島国際大学で社会福祉を専攻する学生7人はこのほど、福祉職の魅力を紹介する高校生向けの冊子を作製した。
冊子は地域社会貢献へ向けた取り組みとして同大の助成金を受け、2200部を作った。中国・四国の高校588校に2部ずつ郵送した。関係者の反響も高く、オープンキャンパスで配布したいという大学からの要望で2000部の増刷も決定。
学生ら7人は、昨年7月から冊子の計画に取りかかった。慣れないインタビューやテープ起こしに苦戦しながらも、卒業生たちの生の声を聞くことができて勉強になったと話す。難しい専門用語も、解説を付けて分かりやすく紹介。表紙絵や挿絵などは青年漫画誌「イブニング」で「ヘルプマン」を連載している漫画家・くさか里樹さんが提供した。
医療福祉学科4年の山内亮太さん(21)は「全員で力を合わせて作製した。この冊子を参考にして、わたしたちと同じ道を歩む若者が増えてくれるとうれしいですね」と話している。(繁澤)