夏のボーナスシーズンを前に、竹原署管内金融防犯協会に所属する金融機関は５月２４日、竹原市中央の広島銀行竹原支店で強盗対応訓練を行った。同支店駐車場で職員が強盗に遭うという設定で、竹原署生活安全刑事課の指導を受けた。
ひったくり対応では、強盗役の署員と襲われる役の広島銀行員が事件を実演。この後、防止策や襲われた後の対応などを意見交換した。
三宅浩一支店長（４９）は「近隣の金融機関が集まって実施できたのがよかった。これからも定期的に行い、防犯意識を向上していきたい」と講評した。
被害者を演じた同支店の佐藤孝斉さん（２５）は渉外業務で外出することが多く、この機会に体感しようと自ら志願。「訓練では犯罪の怖さを身をもって感じた。これまでの自分の行動を反省して、回りを警戒するなど気を付けようと思う」と振り返っていた。（森）
