東広島市鏡山の広島大学(浅原利正学長)は6月9日、同大教育学研究科B棟入口と同市西条下見の西条HAKUWAホテルで、中米・カリブ海諸国を対象に工学・環境・教育など分野の発展を持続的に可能にする教育施設「サステナブル・ディベロップメント(SD)実践研究センター」の開所式・看板除幕式を行った。
式には浅原学長をはじめ、文部科学省高等教育局国立大学法人支援課企画官の寺門成真さん、駐日ドミニカ共和国特命全権大使のペドロ・ベルヘスさん、ドミニカ共和国高等教育科学技術省課長のベルナデッテ・ロサダ・フォンドーさんら約50人が出席=写真。
中米・カリブ海諸国と協同(協同研究含む)し、工学・教育・エネルギー・農業など各分野の諸課題を分野融合型実践的研究として実施しながら、実践に移すシステムを組み立てる。広大が分野横断型の研究施設を立ち上げたことで、これまでの成果を統合し、実際の現場を対象とした実践的研究を行う。発展途上国の持続可能な社会システムを築き、高度研究人材を育成していく。 (繁澤)