三原市本郷町上北方の陶房・清彩苑を主宰している陶芸家・稲留清彩さんはこのほど、アトリエ展を開き器や花器など約500点を展示し、大勢の陶芸ファンが訪れた=写真。15年前に陶房を設け、茶の湯の造形展や広島県美展などで毎年数々の賞を受賞している。
稲留さんは陶芸教室も開いており、約50人の生徒は月1回、制作活動をしている。今年から浴衣で訪れた人には抹茶のサービスも始める。
稲留さんは「人と人とのコミュニケーションを大切にし作品づくりのときは無心になることが大事です。納得のいく作品に仕上がったときのすがすがしさを体感してください」と話している。来場の鈴木肇さんは「先生とは長い付き合いでいつも刺激をもらっています。趣味で油絵や陶芸をやっているのですが無心になれます。先生の作品を見ていると毎回頑張ろうという力がわいてきます」と笑顔。 (元道)