東広島市安芸津町の市立木谷小学校(坂田眞澄校長)の屋内運動場で6月13日、全盲のピアニスト三浦裕美さん(33)を講師に招き、教育講演会が行われた。同小学校、同小学校PTA、木谷地域自治会が主催。
演題は「夢に向かって」。小学1年生からピアノを始め、現在、演奏家として講演を続ける三浦さんは自身の体験談を語りながら「エリーゼのために」「アニメヒットソング」「夏のメドレー」など7曲の演奏を行った=写真。
三浦さんは「わたしは皆さんに音楽を伝えたい。楽しんでほしい。自分の夢をあきらめず大切にしてほしい」と話した。聴衆は真剣なまなざしで聞き入り、演奏の終わるたびに拍手を送っていた。
講演後、児童代表で6年生の幸由菜さんが花束贈呈。幸さんは「知っている曲ばかりでとても楽しかった。三浦さんの気持ちが伝わってきた。自分もピアノを習っているので、これからも頑張って続けていきたい」と話していた。(中村)