宇宙飛行士・山崎直子さんの持ち帰った「NAOKO☆宇宙アサガオ」の種はこのほど、YAC東広島分団に届き、家族団員が栽培することになった。種は今年4月、地球を238周、15日と2時間47分10秒の間、スペースシャトル・ディスカバリー号とともに宇宙を旅したもの。全国62の分団、広島県は4つの分団に届けられた。
伊藤昭夫分団長は「4粒の種が交雑しないよう24時間観察が必要になるほど厳しい条件だが、強い希望の家族団員に栽培をお願いした」と経緯を説明。
種を育てるのは団員の小山結世(ゆうせい)君(小谷小5年)・絢莉(あやり)ちゃん(同3年)と保護者の陽寿さん・知吾紀さん=写真。「今朝は少しだけ水をやった。早く芽が出るのを見たい」と結世君。
母親の知吾紀さんは「変化アサガオの本を見たのがきっかけで宇宙アサガオを育てたいと思った。花が咲くころには4つの鉢を分離し、ハケなどで自家受粉させるつもり。たくさんの種を収穫して分団に渡したい」と話している。(泉)