広島商船高等専門学校は今年6月から地域教育プロジェクト「親子で挑む『大崎上島-竹原』船べんの開発-交流体験ツアーの実験-」を始めた=写真。大崎上島町・竹原市の協働。山陽商船、竹原の食を考える会、竹原市・大崎上島町の小中学生16人、竹原町並み観光ガイド、栄養士など地域協力者50人が参加した。
プロジェクトは地域の良さや文化・歴史を子どもたちに伝え、食育の観点から地元食材を使った「船べん」の開発に取り組む。家庭・学校の教育を越えた地域教育を通して子どもたちの人間力を育成するのがねらい。
コーディネーターの広島商船流通情報工学科・岐美宗教授は「地域を愛し誇りに思う子どもを育てたい」と話している。学生リーダーの同科5年・廣保祐加さんは「みんなで一致団結してプロジェクトを進めています。乗り越えなければならない課題はたくさんありますが、メンバー全員で最後の交流体験ツアー本番に向けて頑張ります」と意欲的。
10月2日にはフェリー船内でプロジェクトに参加した小学生による観光ガイドと船べんの完成披露を行うことにしている。(小勝負)