平和を願う「ピースベルフェスティバル」（同実行委員会主催）は８月１日、市立西志和小学校であった。沖縄在住のミュージシャン・ユキヒロさんが呼びかけ、今年で３回目。初めて被爆ピアノが置かれ、伴奏や弾き語りで音色を披露した＝写真。
同小児童による合唱、バンド・生城太鼓の演奏などの後、ユキヒロさんによるミニコンサートではギターや三線に乗ってのびやかな歌声が来場者を酔わせていた。「ＨＥＩＷＡの鐘」を全員で歌って幕を閉じた。
終了後、子どもたちは被爆ピアノを実際に触れることもできた。ピースベルフェスティバルは２年前に西志和で始まり、沖縄、愛知、長野など全国６カ所で開かれている。
総合プロデューサーでもあるユキヒロさんは「イベントは何もないところから作ってきた真心の結晶。芸術文化で共鳴することが、他人をも感動させ、家族・友人を大切にする心を育んでいく」と話していた。
スタッフとして参加した志和中学校２年の宮岡芽生さん（１４）は「戦争をしてほしくない」と世界平和を願っていた。（森）
