9月1日の防災の日を前に東広島市は8月25日、同市高屋町の中核工業団地で総合防災訓練を行った=写真。行政、防災関連の企業、市民ら計59機関675人が参加。
直下型地震、風水害、林野火災、毒物テロを想定。災害発生直後の初期消火、災害対策本部の設置、市民への広報、応急処置訓練、ヘリコプターでの搬送などを訓練した。
毒物テロの訓練では県警の生物化学兵器対策車(NBC対策車)が出動し、毒物の中和作業などを行った。
59機関のうち13団体が自主防災組織。備蓄食料を運んだり、土のうを作ったりした。
同市八本松町の正力地区の正力防犯防災まもり隊の重光秋治会長は「土のうは1袋10~15㎏ある上、数が多く必要。今日の訓練を地元で生かしたい」と話していた。(橋本)