東広島市民の手作りミュージカル「あやめのまえものがたり~進め!東広島探検隊~」(東広島市民ミュージカル制作実行委員会主催、プレスネットほか後援)が11月28日、東広島市西条栄町の市中央公民館大ホールであった。公募で集まった子どもから大人まで約40人がプロ顔負けの熱演=写真。会場からは大きな拍手が送られた。
ミュージカルは、現代の子どもが吾妻子の滝に落ちて平安時代へタイムスリップ。そこで出会った武士から追われている女性・菖蒲前を守る中で「なぜ戦うのか」と命の尊さを訴えるストーリー。
同市で社会人アマチュア劇団を主宰する森新太郎さんが今回初めて脚本・演出。観客は、ユニークなキャラクター設定や演出に笑ったり、菖蒲前の息子・種若丸が亡くなるシーンで目頭を抑えたりした。
探検隊の先生を演じた岸菜祐子さん(43)と村の子・たね役の由依さん(10)は親子で初参加。上演を終えた祐子さんは「本番に強い子どもたちをみて感動した」、由依さんは「無事に演じることができてほっとした」と笑顔だった。(橋本)