高齢化の著しく進む竹原市で、続々と福祉施設が誕生している。1月4日オープンを目前に控えているのは同市下野町の「デイサービス竹の子」(医療法人楽生会)。「その人らしく活きる」を合言葉に、従来型の画一的なサービス提供でなく、利用者の人生観や生活感に寄り添って生活力向上のための提案を行う。
来年春に、同市下野町新開地区にオープンする同市初の高齢者専用賃貸住宅「ロータス イン まとば」(社会福祉法人的場会)。市の中心部に位置し利便性に優れている。1階に内科クリニックと居宅介護支援事業所、介護予防専門のデイサービス、2階には短期入所介護事業所を併設。入居一時金は不要で低料金なのが魅力。介護ヘルパーが24時間駐在する。12月27日にはモデルルームを一般公開。予約制で見学を受け付けている。
今年5月にオープンした同市竹原町のデイサービス「新町の家」は、市内初の古民家改装型施設。1日限定10人の少人数制。昼食などは職員と利用者の手作り。「自宅のように過ごしてもらう」がコンセプトで、決められたプログラムなどはない。三者三様のさまざまな特色のあるサービスを展開している。(上田愛)