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句集「野生の花」自費出版へ 「俳句の輪をひろげたい」 高塚すずさん

  • 2021/11/10

 

 三原市の太陽俳句会(務中昌已代表)の会員・高塚すずさん(57)は俳句集「野生の花」を自費出版する。

 高塚さんは東広島市八本松町在住。5年前に寺山修二さんの詩集を読んで感銘を受け、同会に入会。平成19年にサーカスの一部始終を詠んだ「ピエロの涙」で同会太陽新人賞を受賞。平成22年には作品「詩作工房」で同会太陽彩雲集同人に昇格。

 句集「野生の花」は6章構成。平成17~22年の間、普段の生活で深く感動したことを中心に一行詩にした。5章は平成21年7月に大腸がんになり、2度の入院と3度の手術を受けた5カ月間の闘病生活で詠んだ詩。

 「俳句は自己発見であり、喜怒哀楽の表現方法の一つ。出版する句集を通じて俳句の輪が広がればうれしいですね」と笑顔。出版は2月中旬で初回3000部、1冊2200円。
 問い合わせは高塚さん082(428)4533へ。(繁澤)

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