竹原市忠海の二窓地区で400年以上にわたって受け継がれてきた「二窓神明祭」が2月13日、忠海東小学校の校庭で行われた。高さ24mの神明さんは、二窓神明祭実行委員会が中心となり、地元住民約400人の協力で完成させた。
色とりどりの紙飾りは、老人会、保育園、小学校、PTA、ボランティアによって作られ、多くの人の手によって華やかで壮大な神明さんとなった。
忠海子ども太鼓で祭りはスタート。1年の無病息災を願って「わっしょい、わっしょい」の掛け声とともに神明さんの練り歩く様子を大勢の人が見守った。実行委員会会長の新中政兼さんは「皆さんの力で、今年も無事神明さんを開催できました。これからも継続して地域の伝統を守っていきたい」と話していた。
忠海東の高校1年・國川咲さん(16)は「いつかこの地を離れたとしても見に帰りたいくらい、幼いころから欠かせない行事です」と笑顔。(門田)