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広島商船高専生が小学生と環境問題考える 8年続く伝統の出前講義

  • 2021/09/22

牛乳パックのラミネートをはがす児童

 

 リデュース、リユース、リサイクルの「3R」を題材にして大崎上島町の広島商船高等専門学校はこのほど、三原市立南方小学校で出前講義を行った。
 流通情報工学科4年生の5人は、小学4・5年生の32人に「限りある資源を大切にしよう」をテーマに指導。牛乳パックを再利用して電気パンを作ったり、紙すきして葉書に作り替えたりした。

 出前講義は、地域交流を目的に2004年から継続。岐美宗教授(49)は「これまで30カ所に近い小学校を回ってきた。環境を大切にするきっかけとして地道に続けていきたい」と話していた。

 講師リーダーの同科4年生・中濱恵美さん(19)は「準備のときは小学生が興味を持ってくれるか不安だったが、授業を始めてみるとみんな意欲的に実験や工作に参加してくれたので、楽しく授業を進めることができた。この学習を通して少しでも環境問題に関心を寄せてほしい」と笑顔だった。(橋本)

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