竹原市東野町の市立賀茂川中学校(今田美雪校長)でこのほど、「和文化体験教室」を全学年の生徒が行った。同校では「世界に向かって、心豊かにたくましく生きようとする生徒」を目標としている。世界を見据え、日本の文化をきちんと説明できる一つの重要な機会になればと企画。
茶道裏千家淡交会尾道支部教授・平谷宗圭さんが茶道の心「もてなしの心、相手を尊重する心、礼儀作法の大切さ、場に応じた対応の仕方」を指導。生徒たちは慣れない手つきで、ゆっくりと茶道に触れた。2年生の百田海さん(14)は「正座をするのが難しかった。今回いろいろ経験したので、外国の人に茶道を説明できそうです」と話していた。
「世界で活躍するというのは英語ができるだけではだめ。日本を知ることが重要です」と今田校長。(上田愛)