このほど発生した東日本大震災をうけ、武田中学校・高等学校(東広島市黒瀬町大多田、小田原幹男学校長)の生徒会(加納誠人会長)は3月14日から16日、校内で被災者支援募金活動を行っている。
取り組んでいるのは生徒会執行部18人で、昼休憩の時間を使い、食堂前で募金を呼び掛ける。
地震が発生した当日、「被災者のために何かしたい」と生徒会担当教師に相談があり、執行部のメンバーが連絡を取り合った上で募金活動を行うことが決まった。
15日の昼休憩に同校を訪れると、食堂前で缶や「募金箱」と書かれた箱を手に、「募金にご協力お願いします!」と呼び掛ける生徒会のメンバーがいた。生徒会担当の間瀬由美教諭は「すぐに気付いて、自発的に行動できて良かった。家族の方からも募金を預かってくるケースもあり、温かな気持ちになります」と話す。
募金先は現在検討中だが、しかるべき団体を通して被災者に届ける計画。(住田)