「自分たちにも、できることはないか」。東日本大震災の悲惨な現状を知り、力になりたいと児童、生徒たちが募金箱を手に、登校時に玄関口に立ったり、休憩時間にクラスを回ったりして募金活動が行われた。
東広島市立の幼稚園、小中学校52校で集まった善意が3月30日、同市西条町土与丸の社会福祉協議会に贈られた。
この日、19校から代表児童、生徒が贈呈式に出席。目録を進呈した八本松中学校2年生の木村望さん(14)は「復興に向けて少しでも力になるようなお金になればいい」、高美が丘中学校2年生の原田貴史君(14)は「みんなで力を合わせると大きな力になる。一日でも早くもとの生活に戻ることを願っている」と力強く話していた。
寄せられた義援金は730万4715円。中央共同募金会を通じて、被災地の復興に役立てられる。(森)