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(SUN)

酒蔵通りデザインのマンホールで東広島をPR 直径600㎜に込められた思い

  • 2021/09/22

 

 環境問題について真剣に考えてもらおうと、東広島市が公募していたJR西条駅南の酒蔵通りに設置予定の下水道マンホールのふたのデザインが決定した。選ばれたのは同市福富町の会社員・原田賢志さん(30)の作品。名前は「酒都西條」。

 鮮やかな青空と白壁のコントラストが美しく「デザインがまさに酒蔵にぴったり」「屋根の上の市のマークが、かぶとのようにみえて勇ましい」「空を飛ぶ飛行機が臨空都市を絶妙に表現している」などが評価され決め手となった。

 新デザインのふたは10月の酒まつりまでに市内2、3カ所に設置。全国各地から訪れる観光客に酒蔵通りをアピールする新名所となる。
 
 今回集まった作品は計660点。直径約600㎜の円形という限られたスペースに、それぞれ「西条を全国へPRしよう」という思いが詰まっていた。「どれも捨てがたかったです。これをきっかけに下水道に少しでも興味を持ってもらえたらうれしいですね」と市下水道建設課・中村享司課長。(上田愛)

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