日本宇宙少年団(YAC)東広島分団(伊藤昭夫分団長)は4月24日、東広島市西条町下三永の広島大学宇宙科学センター附属東広島天文台で平成23年度の結団式を行った後、本年度最初の活動として第6回観望会「昼の星空」を開いた。
結団式に先立ち、全員で東日本大震災の犠牲者に対し黙とうをささげた。伊藤分団長は新6年生7人に先輩から引き継がれたジャンパーを渡し「東日本大震災で水ロケット大会は中止になるなど、今年1年は活動に影響が出る。3代目の新6年生の名前は黄色で入れている。大震災の年に6年生になったということが脈々と受け継がれる。1年活動できることを喜びと思って頑張りましょう」とあいさつ。
観望会は広島大学宇宙科学センター長・吉田道利教授と同センター・大杉節特任教授が指導した。「4次元シアター」で地球を飛び出し銀河系のかなたまでの宇宙旅行を立体メガネで体験した後、天文台の光学望遠鏡「かなた」でふたご座のポルックスという1等星を見た。大杉教授は「夜なら西条町でも見え、この望遠鏡なら昼でも見ることができる」と話していた。(泉)