プラスチック製品の成型をメーンとする東広島市のやまもとグループ3社は5月22日、クラシックコンサートを開く。平成20年には創業30周年を記念し、感謝の思いを伝えようと初めてのクラシックコンサートを開催。収益の一部を福祉施設のしらとり会と西の池学園に寄付した。
「東北の震災のこともあり自粛しようと話し合ったのですが、前回来ていただいた人の声もあり、元気付ける意味も込めて開催に踏み切りました」と話す山本製作所・副社長の隆之さん。
同社はマツダ関連の自動車部品(プラスチック製品)を製造。今回の震災ではかなりの影響を受けている。1カ月前はラインが止まったが、現在60%ぐらいは稼働している。
取締役工場長の俊朗さんは「震災後2週間は生産ゼロの状態でしたが、ようやく動き始めました。コンサートで一緒に元気を伝えていきたいですね」と話している。
コンサートの当日、受付に募金箱を設け、収益金の一部を東日本大震災の義援金として日本赤十字社へ送金する。(西谷)