東広島市社会福祉協議会が主催する熟年大学の入学式が5月14日、東広島市総合福祉センターで行われ、373人が入学した。
熟年大学は今年で31年目。これまでは趣味を持って外に出てもらおうというコンセプトが強かったが、これからは学んだことを自分のことだけに終わらせず、地域のため社会のために役立つことを考えるきっかけにしていく。
英会話を受講し、今年で3年目という向井愛子さん(64)は「外国へ旅行したとき、ホテルの受付でもっと英語がしゃべれるようになりたいと思い始めました。授業が終わった後に、受講生の皆さんと食事やお茶に出掛けるのがかけがえのない楽しみ」と笑顔。同大は学習だけではなく、人と人とのきずなを深める場にもなっている。(石松)