ジョギングサークル・黒瀬ジョガーズ(黒瀬走ろう会)の会長・加藤寛二さん(62)はこのほど、3年にわたって挑戦し続けてきた下関から京都までの「ひとり山陽道駅伝」を走り終えた。休日を利用して山陽道44区間全600㎞を走破。
還暦を機にスタート。核兵器廃絶のメッセージをプリントしたTシャツを着てランニング。交通量の多い国道を避けて旧山陽道を選んだ。「旧街道の城跡、宿場町、本陣、毛利家などの史跡を見るのが楽しかった」と振り返る。
5月4日、長男(24)の伴走と家族の声援を励みに最終目的地の京都・東寺に到着。加藤さんは「年を取っても目的、計画、主体性を持ってしっかりと前を向き『輝いて生きる』ことの大切さを伝えたい」と話している。6年前に出版した「銀の扉」(文芸社)では、ジョギングなどの運動は認知症をはじめ、成人病などに効果があると提唱。(橋本)