東広島市黒瀬学園台の広島国際大学の学生は5月21、22の両日、広島市中区基町の地下街で地域住民を対象に「2011年度春の健康フェア」を開いた。同大は今年4月に社会連携活動の拠点として「社学連携促進機構」を設立。地域の人に健康に関する情報を公開し、体験を通じて関心を深めてもらうのが狙い。
ステージでは医療福祉部の学生が10分間でリフレッシュできる体操の紹介や手話部による「手話歌」の演奏、身近な放射線を題材にした講演も行った。イベント会場には健康や予防に関するブースが設けられた。
イベントに参加した看護学部看護学科2年の正岡優子さんは「普段、学校の中でさまざまな医療のことを学習しているわたしにとって、地域の人と健康や医療について考えることはとても新鮮。お互いが不思議に思っている健康について話し合い、実際に体を動かし、納得できる部分も多かった。学校とはまた違った視点での医療と人とのつながりについて多くのことを学び、本当に参加してよかった」と話していた。(繁澤)