東広島市立高屋東小学校(林健一郎校長)1年生が恒例の梅の実もぎを行った。15本余りの梅の木は30年以上にわたって花や実は地域の人と小学生を楽しませている。収穫した梅の実は100㎏。梅干しにするために一つひとつつまようじでへたを取った。
地域住民13人と1年生37人は午前9時から作業を始めた。児童は地域の人が支える脚立に登ったり、枝を下に向けて手の届く位置にしてもらったりして、枝から梅をもいだ。
「見て、たくさん取ったよ」と実のぎっしり詰まった袋を、目を輝かせながら見せる児童の姿に、地域の人も笑顔。岡部真生さん(6)は「はしごに登って取るのが楽しかった。地域の人に手伝ってもらえてよかった」と満足そうな表情を見せた。大多和孝さん(78)は「先輩の後を引き継いで、毎年子どもたちと梅もぎや梅干し漬けができるのはいいこと。みんないきいきしている」とこの時季を楽しみにしている。
梅は塩漬け、7月の本漬けと続き、12月には「おむすびパーティー」で梅干し入りおむすびを用意し、地域の人を招待する。梅干しは給食でも出される。(森)