2年連続インターハイ(高校総体)に出場する東広島市西条西本町の県立賀茂高校女子ハンドボール部は7月28日~8月3日、岩手県花巻市である本番へ向けラストスパート。1年生のころから一緒にプレーしてきた3年生7人がレギュラーとして全国に挑む。
6月の県予選の決勝は呉三津田と対戦し、7点差をつけて優勝。多彩なフォーメーションがチームの強み。キャプテンの土居美咲さん(3年生)が司令塔。試合運びに応じて出すサインは、メンバーから「ナイスチョイス」と信頼を得ている。チームワークのよいパス回しの中、脇田菜緒さん(同)が鋭いロングシュートを決め、キーパーの谷澤志保さん(同)がゴールをがっちり守る。
昨年のインターハイは1回戦敗退。現在のチームも県大会では安定した力を発揮するも、中国大会では勝てないでいる。顧問の久保博監督は「普段の力が出せれば勝てる」と期待。土居さんは「1勝が目標。最後の大会なので思い切り自分たちのプレーをしたい」と意気込んでいる。初戦は県立静岡城北。(橋本)