広島県中学校剣道選手権大会は7月17日、東広島市八本松南の市立八本松中学校であり、個人の部で高屋中学校(高屋町中島)の3年生木原勇人君(14)が準優勝した。木原君は第41回全国中学校剣道大会への切符を手にした。県大会団体の部で準優勝を果たした同中は第27回中国中学校選手権大会へ進む。
高屋中剣道部員は15人。このうち、木原君を含む3年生5人が中国大会団体の部へ出場する。部員たちは学年の隔てなく部員同士のつながりが強く、チームとしての団結力が固い。中でも主将を務める木原君。「自分で考えて稽古や試合ができ、チームを練習からすべて引っ張っている。まとめる力を持っている」と剣道部顧問の高山典也教諭(44)も信頼を寄せている。
全国大会には団体での出場はかなわなかったが、その無念を個人の部で晴らすべく強い思いで臨む。「みんなのおかげで県大会で勝つことができた。全国大会は部全員で挑む気持ちで、一戦一戦大事に戦う」と気合十分。部員たちも「全力を尽くして、頑張ってほしい」とエールを送る。全国大会は8月23日から25日まで兵庫県、中国大会は8月5日に岡山県で開催される。(森)