アユのつかみ取りが名物のリバーサイドフェスティバル(同実行委員会主催)が7月31日、河内市民グランド(東広島市河内町)周辺で開かれた。例年、町内のみならず、町外、さらには市外からも人々が集まる町内最大のイベント。今年は3000人の人出でにぎわった。
川の流れをせき止めて作られた囲いに放たれたアユめがけ、参加者らがいっせいに水に入り素手で取り始めた。アユはすぐに炭火で焼いて食べられるともあって盛況。友人、いとこらと来た西条寺家の藤原隆斗君(14)は、「毎年楽しみにしている。自分で取ったアユの味は最高」と笑顔。
会場内では、河内高校生徒会の11人が、東日本大震災の募金活動や、ごみダイエット作戦と銘打ったごみの分別を行った。露店では焼きアユやアユ飯などに来場者は舌鼓を打った。
野田一三実行委員長(70)は「アユを介して河内町をアピールしたいと毎年行っている。今年は特に町外の人の来場が多く、うれしい。しかし、実行委員会は高齢化しているので、若い人にもリーダーとなって参加してもらい、もっと盛り上げてほしい」と話していた。(森)