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(SAT)

「ありがとう」が励み 東広島市表彰を受賞 要約筆記サークル「花たば」

  • 2021/09/08

 

 平成23年度東広島市表彰で、東広島市要約筆記サークル「花たば」が、社会福祉功労の表彰を受けた。

 サークル創立のきっかけは、市内で開かれた「難聴者の集い」。そこで難聴者協会と要約筆記サークルを作りたいという声が上がり、1995年に20数人のメンバーで「花たば」が誕生した。

 要約筆記は、聴覚障害者への情報保護手段の一つ。場所によってノートテイク、パソコン、OHP、OHCを用いて音声を要約し、文字として伝える。同サークルは要請に応じ、自治会、地域行事、幼稚園・小学校、スポーツ大会など生活に密着したさまざまな場面で要約筆記を行ってきた。

 創立時からのメンバーの一人、内山和美会長(52)は「『ありがとう、来てよかった』という利用者の声を励みに頑張ってきた。年だからと聞こえることをあきらめている人、中途失聴者の人に「花たば」の存在を知ってもらい、わたしたちの活動を通じて社会に出ることをもっと楽しんでほしい」と話している。(門田)

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