黒瀬川にホタルを再び飛ばそうと活動している「黒瀬川e-co(イーコ)隊」は昨年発足。東広島市西条町寺家地区を流れる黒瀬川での活動が主。毎月9日に川沿いのごみを拾ったり、ホタルの餌となるカワニナを飼育したりしている。メンバーは11人で、30~40代の子育て世代が中心。「代表」ではなく「隊長」と呼んだり、子どもと一緒に活動したり、隊の雰囲気は若々しい。
「いつまでも豊かな自然に触れ、四季を感じたい。子どもたちが安全に川に親しめるように」と隊長・石川典子さん(33)の呼び掛けでメンバーは同地区から集まった。
石川さんは2009年、広島大学の協力で地域の人と「ホタルマップ」を作製。14カ所でホタルを確認。「ホタルが住めない環境ではない。同じ世代に理解してもらい、未来にきれいな川を残したい」と石川さん。
廃油をリユースする「プリン石けん」づくりにも取り組んでいる。「靴の汚れがよく落ちる」とメンバー。プリン石けんを使ってみたい人は隊員の武林さん090(8603)2128へ。(橋本)