港を拠点のまちづくりに貢献した人に贈られる「みなとまちづくりマイスター」の称号を、みなとオアシスただのうみ協議会会長の竹原市忠海中町の小積君生さん(69)が受け、このほど国土交通省から表彰された。県内では2人目。「(みなとオアシスただのうみの)みなさんの努力が評価された」と本人一人ではなく、みなとオアシスの活動が認められた結果だと喜んでいる。
発足から7年の間に、地元の資産や文化を活用したイベント「いっぺん来ん祭みなとオアシスただのうみ」を忠海港周辺で開催し、地元のまつりとして定着させた。
小積さんはイベントの企画・運営をはじめ、大ヒット商品となった鯛飯レシピの考案やパッケージデザインを手掛けた。
他県のイベントに鯛飯を出品し、港を中心とした地域の活性化に尽力した功績が認められた。
生まれも育ちも忠海の小積さんは「年間を通して取れる鯛を忠海の特産品にしたい。また、地元の音楽グループのコンサートも開くことができれば」と、地元をより住みやすいまちにしたいという思いは熱い。(森)