竹原市障害者自立支援協議会(井口哲彦会長)は協議会のゆるキャラ「かぐやパンダ」を、障害者の活動や市の観光のPRなどに登場させるため、着ぐるみを作製。完成発表会が8月26日、同市中央4の福祉会館であった。
「かぐやパンダ」は、たれ目で、右手に商売繁盛の縁起物である笹、左手に人々を応援する扇子を持ち、頭には平額(ひらびたい)を付けている。市章の柄の十二単をまとい、障害者理解への啓発や同市のPRをしていく。
秋以降のイベントへの登場予定も多々決まっており、人気は高まりそう。「みんなに覚えてもらうために頑張ります。かわいがってください」とかぐやパンダもこれからの活動に意欲的。
かぐやパンダは、平成20年に誕生。同市の市木の竹からイメージされる「かぐや姫」と「パンダ」を組み合わせて考案された。障害のある人も安心して暮らせる町づくりのため、そして子どもたちにも障害のことを知ってもらうきっかけになればと、親しみやすい風貌をしている。既に市広報に登場したり、キャラクターグッズが道の駅などで販売されたりしている。(森)