東広島市西条西本町の賀茂輝酒造内で９月１７日、第２回耕心塾があった。この塾は「親子で学ぶ寺子屋」を目指し、論語や偉人の生き方に学びながら、人として生きていく意味を考える。今回の参加者は子ども１０人を含む計３０人。親子の参加も多かった。
塾長の財満洋策さん（６８）は「昔、外国人が日本人は礼儀正しいと感心していたのは、寺子屋教育の影響が大きい。現在は進学のための学問になっていて、道徳など心の教育がおざなりになっている」と苦言。今後はプロジェクターなどを使い、子どもの興味を持たせるような工夫をしていく計画。
近畿大付属東広島中学校３年・藤原賢人さんは「今回は部活動のメンタルトレーニングの一環で参加した。内容で印象強かったのは自分の損得ではなく、回りのために行動できる人が強いということが分かった。これからの部活動や生き方の柱にしていきたい」と話していた。
次回は１０月２３日１０時から同館内で行われる。問い合わせは同塾０８２（４２８）４４２２へ。
