東広島市高屋町出身の白雲央樹(はくうん・ひろき)さん(19)は10月2日から山口県で始まる国民体育大会レスリング競技成人の部へ出場する。広島県から同部に出ることができるのは全員で6人という狭き門を突破し、若きアスリートの活躍に期待がかかる。
白雲さんは小学2年生のときに、東広島ジュニアレスリングスポーツ少年団に入団。同団卒業となる中学卒業後も、広島国際学院高校でレスリングを続け、現在、国士舘大学(東京)のレスリング部に所属する1年生。実家に帰郷中にインタビューを行った。
エントリーするのは成人の部フリースタイル66㎏級。7月にあった国体予選となる参考試合で出場を決めた。上京してからは試合会場が広島からは遠く、家族や友人を呼ぼうにも難しいが「国体は隣県であるので、足の悪い祖母にも来てもらえる」と喜んでいる。
子どもたちにはもっとスポーツに親しんでほしいとの思いがあり「将来は高校の教員免許を取って母校に戻り、全国で活躍する選手を育てたい」とほほ笑む。(森)