三次高校3年の柏田大樹さん(17)が、10月2日から山口であった国民体育大会レスリング競技少年の部フリースタイル60㎏級で5位入賞。
まっすぐに目を見て話す、礼儀正しい青年。自分自身の成績より中学卒業まで練習に励んだ東広島ジュニアレスリングスポーツ少年団の指導者や仲間たち、両親、監督に感謝の言葉を真っ先に口にする。「志の高いメンバーの集まり。よき指導者に恵まれた」と振り返り、三次高校へ進学した3年間を「親元を離れたことで親のありがたみを感じたし、多くの人とのつながりを得て、自分に大きなプラスになった」と話す。
柏田さんにとってレスリングは「道具を使わず誰でも気軽にできるスポーツ。つらくて痛いこともあるが、その分、人の気持ちが分かるようになった」。5位入賞にもおごらず「大学では表彰台に乗ることを目標にもっと上を目指して頑張りたい」と意気込んでいる。 「優しくて、正確に教えてくれる人」と後輩。柏田さんの実力だけでなく人柄もしっかり伝わっている。(門本)