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竹工芸30年記念し植竹

  • 2021/09/01

 

竹工芸が広島県竹原高等職業訓練校の「竹工芸科」の中で実施されてから今年で30年の節目となるに当たり、竹原市竹工芸振興協会は10月16日、バンブー・ジョイ・ハイランド(同市高崎町)で記念植竹を行った。竹文化振興協会(京都)理事長の黒田正玄氏を始め、協会会員や市関係者が同席。竹文化振興協会から贈られた亀甲竹3本をバンブー・ジョイ・ハイランド内「竹の館」玄関前に植竹し、30周年を祝った。
 同市の竹工芸の歴史は昭和56年の同職業訓練校から始まった。一期生は竹工芸同好会を結成。その後、訓練は高齢者特別訓練事業に移行され、同好会から名称を改めた竹原市竹工芸振興協会が平成14年まで実施を続けた。現在は市シルバーセンターがシニアワークプログラム事業として、年1回、竹工芸教室を開催。
 現在の同市竹工芸振興協会会員数は105人。有田博行会長(70)は「先輩諸氏が頑張ってここまで続けてきた歴史があると思うと、あと10年、20年と続けていかなければ」と責任の重さを再確認していた。 最近ではマツダスタジアム(広島市)に飾られた全長4メートルの鯉のオブジェを作製するなど意欲的に活動を続けている。(森)

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