小学生の軟式野球チーム「東広島ジュニア」は来年2月で発足から丸3年。徐々に力を付け、今年は県大会で初優勝という目標を達成した。
選手10人、指導者3人でスタート。現在は選手1~6年生59人、指導者12人の大所帯チームに。1~3年、4~6年に分かれて練習しており、シーズンオフの今は体力づくりと基本に打ち込んでいる。大きな声のあいさつ・掛け声がグラウンドに響く。
初優勝したのは10月の第31回広島県教育事業団学童野球大会。接戦で苦しい大会だったが6年生がチームを引っ張った。6年生が引退した今、新キャプテンの冨安僚馬君(11)は「信頼してもらえるキャプテンになりたい。今年より上の成績を目指す」と気を引き締めている。
チームを立ち上げた森兼博志監督は中高生になっても通用する基本を重視した指導に力を入れている。また、共働きなどで送迎が難しい親のサポートとして、指導者が子どもの送迎を行っている。
大人数でレギュラー争いは厳しいが、森兼監督は「試合に出られなくても腐らずもくもくと練習に励む彼らは素晴らしい」と感心している。(橋本)