名刺には「走る店長」という肩書き。この名のとおり、8年前からマラソンを始め、広島マスターズ陸上競技選手権大会や那覇マラソンなどの大会にも挑戦。
学生時代には陸上部に所属し走っていたが、社会人になってからは遠ざかっていた。整骨院を開き、選手などの患者の走る姿、頑張っている姿を見て、もう一度走ってみようと再チャレンジ。「長距離は苦しいが、走った後の気持ちよさ、達成感を味わうことが楽しみ」。
休日には用事がない限り走っていた元気印の廿日出さんを昨夏、突然病が襲った。悪性腫瘍が見つかり手術。一時は生死をさまようほどの状態になったが、昨年末から体力が徐々に戻ってきた。
落ち込んだ時期もあったというが「これまでの自分を振り返る機会になった」と前向きに捉え、再び走るためのリハビリを始めた。「6月のマスターズに出ることを目標においた。昨日よりも今日が少しでも伸びているよう成長していきたい」と笑う。 (橋本)
【スポーツマン名鑑】○○に打ち込む男たち 病乗り越え目標に向かって「走る」 ボディバランス整骨院院長 廿日出庸治さん(44)
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