東広島市立西志和小学校(荒本宣雄校長)は4年前から算数・理科の研究を中心に「子供たちの探究心をゆさぶる授業の創造」を目標に教育していて1月31日、研究成果を地元の人にも参加してもらって発表した。
保護者や地域住民ら約150人は各学年の授業を参観した後、広島大学教育学研究科科学教育方法研究室・松浦拓也准教授指導のサイエンスショーに臨んだ。
荒本校長は「算数・理科の教育をメーンに4年間取り組んできたことを保護者や地域住民に聞いてもらって意見をいただき、今後の教育につなげたい。学習指導要綱が変わり、授業数も増えているのでより充実した教育を行いたい」とあいさつ。
サイエンスショーでは4~6年生と保護者・地域住民が「色の不思議~いくつに分けることができるかな~」をテーマに水性ペンで紙に丸を書き、水につけると色が分離していく過程を実験。黒ペンから青や赤、黄色のにじみ出てくる様子を観察。
6年生の相原のどかさんは「色が別れるなんて考えたことがなかったので面白かった。もっと実験をしてみたい」と言い、住民の三宅洋文さんは「子どものいきいきした姿はうれしい。地元で子どもを育てるためにも学校行事にこれから積極的に参加し、絆を深めたい」と話していた。 (蔵田)